ポルトガルの逆頭脳流出。日本の近未来かも?
先週ご紹介したDCECガヴァネスFabiのアジア研究の旅ですが、
今日はカンボジアに移ったと連絡がありました。それぞれの国で、
現地の研究機関や人々とネットワークを作ってそれらの人たち
へのインタビューを通して研究を深めていくのです。
彼女はヨーロッパ出身ですので、私達日本からの東南アジアの
国への距離よりもはるかに遠い国々ですが、単身乗り込んで
ネットワークを構築しています。
私が彼女の年齢だったときに同じことが出来らかといえば、
決して出来なかったでしょう。
実はこの違いが、今、グローバル時代のなかで苦戦している
日本の大きな原因の一つではないでしょうか?
日本には、すばらしい文化があります。
国民全体のホスピタリティの高さも世界の中でダントツ
でしょう。
DCECに世界から応募してくる講師たちは、口をそろえて日本の
すばらしさをたたえてくれます。
この素晴らしい日本を早く再生させないと、手遅れになって、
現在ポルトガルが陥っている「逆頭脳流出」の事態を招いて
しまいかねません。
ポルトガルの「逆頭脳流出」とは、母国の経済的苦境を逃れ
ようと、世界で最も貧しいが、経済成長のスピードは最も速い
旧植民地のモザンビークなどの国々に向かい、そこで新しい
機会を見いだそうとする人が増えている事を言っています。
この現象は、多くの面で「逆頭脳流出」となっているとの
こと。すなわちモザンビークで新しい生活を始めるポルトガル
人の多くは歯科医や法律家、建築家、エンジニアといった
専門職や起業家であるので、自国の活力がどんどん失われて
いくことにつながります。
Financial Times
ポルトガルから旧植民地への「逆頭脳流出」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34805
日本がこのような事態に陥らないようにするには、逆に日本国内を
もっと国際化して、世界から優秀な人材をもっとひきつけるほうが
いいのではないでしょか?
この記事の筆者もそのように感じたようです。
「日本の国際化の必要性」アゴラ
http://agora-web.jp/archives/1435801.html
(ここから引用)
私は、1986年から88年まで、アメリカ、ポストンに留学しました。
そのとき感じたのは、アメリカには適わない、ということと、中国、
韓国は、近い将来、日本のライバルになるだろう、ということでした。
アメリカに適わないと思ったのは、人材をグローバルに集めている
ことを目の当たりにしたからです。ハーバード大の教授は、実に様々
な国々から来た人たちで占められ、大学院生も、アメリカ人よりも
中国人、ロシア人、ヨーロッパの国々から来た人たちが多く在籍し、
彼らが本当に朝から晩まで研究し、それでも多くの人たちが脱落して
ゆくことに驚いたものです。 実に凄い競争が繰り広げられている
光景は、驚きでした。しかも卒業生の多くはアメリカに留まるのです。
本当に、アメリカは人材を世界から掃除機で吸い取っている、
そんな感じでした。
■今週の注目Blog&記事■
◆グローバル化◆
●米大学への編入という選択──
名門ブラウン大学での幸せで刺激的な体験例
現代ビジネス 田村耕太郎
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32082
●アジアとの競合に敗北する日本の地方都市
アゴラ
http://agora-web.jp/archives/1441186.html
●【津山恵子のアメリカ最新事情】
変わる米国の新聞、変わらない日本の新聞
THE WALL STREET JOURNAL
http://jp.wsj.com/US/node_411820
●【肥田美佐子のNYリポート】
米危機管理の専門家に聞く
「東電最大のミスはレピュテーション(評判)管理の失敗」
THE WALL STREET JOURNAL
http://jp.wsj.com/US/Economy/node_409093?mod=Right_Column
●パソコンメーカーがテレビ市場へ殴りこみ
スマート化で、気がつけば日本のテレビメーカー総崩れ?
JB PRESS
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34795
◆今放射能は、東電は?◆
●原発再稼働、事前説明は10キロ圏自治体に限定
日本経済新聞
http://s.nikkei.com/ydfza3
●小出裕章:4号機燃料プールが崩壊すれば日本は"おしまい"です
YouTube動画
●【原発崩壊】“放射能汚染”の真実…福島、郡山市に人は住めない
zakzak
http://bit.ly/wpfIyv
●東電の事業者用電気料金値上げは拒否可能
通知書にはあいまいな記述で東電も認める
FNN
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00219583.html
●チェルノブイリのいま ・ 死の森か、エデンの園か
http://bit.ly/kzQnhd
●4号機、工事ミスに救われた 震災時の福島第一原発
朝日新聞
http://digital.asahi.com/articles/TKY201203070856.html?id1=2&id2=cabcadai
●震災4日前の水抜き予定が遅れて燃料救う
福島第一原発4号機燃料プール隣の原子炉ウェル
2012年03月08日
Asahi Judiciary
http://bit.ly/y22ia7
●政府、汚染の深刻さを未だ理解せず
松本市長 菅谷 昭 氏 インタビュー
http://www.fng-net.co.jp/itv/index.html
●響く爆発音、始まる悪夢 放射能汚染が現実に
河北新報社
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1098/20120313_01.htm
※1号機の爆発から4号機の爆発までの現場の生々しい状況が
報告されています。
●「国有化されたら賠償がどうなるか分かりませんよ」
-
-
- 国民無視も甚だしい! 入手!東電・勝俣恒久会長の
-
ゴーマンオフレコ発言
現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31984
●【政府の放射能政策は間違い84%】
オリーブニュース
http://www.olivenews.net/news_30/newsdisp.php?n=125413
※「チェルノブイリ原発事故を知ったポーランド政府は、直ちに
非常事態体制を敷き1000万人の子供9割にヨード錠剤を配って服用
させた。事故から5日目。国内の牛乳出荷を直ちに禁止し輸入粉
ミルクに切り替えた。結果ポーランドでは大きな被害の出たウク
ライナやベラルーシと対極的に子供の甲状腺ガン発生が非常に
少なかったのである。」
果たして日本の政府がやったことは?
●がれき受け入れについて医師の立場からの意見書
大阪府知事・大阪市長あて意見書
http://bit.ly/s4Rnxt
◆日本はどこへ行くのか?◆
●「本件は東京地検特捜部の『妄想』の残滓である」
弘中弁護士が最終弁論
産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120319/trl12031911280003-n1.htm
●元秘書で衆院議員、石川知裕被告を取り調べた特捜検事が、実際
にはないやりとりを捜査報告書に記載していた問題が公判中に発覚
した。報告書は、検察審査会の判断の根拠の一つとなっており、
起訴自体の正当性も問われることになった。
毎日新聞社説
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20120320k0000m070097000c.html?inb=ra
●3月19日 最高裁事務総局スキャンダル「イカサマクジ引きソフト」
「官製談合」の追及は燎原の火の如く!
一市民が斬る!!
http://civilopinions.main.jp/2012/03/319.html
●被災地のガレキ処理
政府は全国の首長に受け入れを依頼しているが、地元で処理
すれば良いのでは?
地元の首長は、それを望んでいます。
●被災地の本当の話を知るべし!
陸前高田市長が見た「規制」という名のバカの壁とは?
日刊サイゾー
http://www.cyzo.com/2011/08/post_8323.html
●【必見】岩手・岩泉町長『現地からは納得できない。震災がれき、
地元で10年、20年かけて処理すれば地元に金が落ち、雇用も発生
する』【ガレキ分かち合いのウソ】
「日々雑感」
http://hibi-zakkan.sblo.jp/article/54263353.html
●瓦礫について心配されている皆様へ
原理・原則6つ、計画的な埋設を
タンポポ舎メルマガ
http://www.labornetjp.org/news/2012/1332143866090staff01
●徳島県目安箱に寄せられた瓦礫受け入れの提言と
環境整備課からの回答
http://www.pref.tokushima.jp/governor/opinion/form/652
※この回答こそが、県民のことを考えた回答とネット上で話題に
なっています。
●東電と政府は何を隠したいのか。国会事故調に立ちはだかる「隠蔽」
現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32095
●完璧すぎる最終弁論 小沢無罪3つの決定打
日刊ゲンダイ
http://gendai.net/articles/view/syakai/135744
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今週も最後までお読みいただきありがとうございました。
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