やっぱり経済は人口によって大きく左右される

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このメルマガでは、ここ数週間日本の人口が今後急減していくことを
お伝えしてきております。

そしてこの人口急減というのは、革命的な政策転換がなければ、ほぼ
確実に来てしまう現実です。

このほぼ確実なマイナス要因に対し、なぜ日本の政府は何もしようと
しないのでしょうか?
また、日本の国民も、なぜ何も考えようとしないのでしょうか?

人口が減っても、私たちの暮らしには影響がないと思っているので
しょうか?

でも、人口の増減は、私たちが思っているよりも、経済の発展、衰退
に大きくかかわっているようです。

2008年にノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学/ロンドン・
スクール・オブ・エコノミクスのポール・クルーグマン教授も人口
動態によって経済成長が大きく作用されると主張しています。

彼によると、今までのアジアの発展は、アジア各国の良好な人口動態
によってもたらされたもので、どの経済発展も、労働力と資本の投入
で説明できるとのことです。
アジアで減り出す労働力、5年以内に中国や韓国も
Financial Times(日本経済新聞
http://s.nikkei.com/x2wMRi
ということは、人口が激減することが確定的な日本に未来はありま
せん。

この記事の中でFinancial Timesは日本について、「悪化した人口
動態の訓話になった」とまで言い、また、移民政策について、
「日本は移民労働者の受け入れが遅れている。例えば、高齢者の
介護をしようとする日本人が絶望的に不足しているにもかかわらず、
フィリピン人の看護士にあきれるほど厳しい日本語能力の基準を設
けた。」といっています。

少なくともこのFinancial Timesの記事の筆者にとっては、日本の
高齢化にたいする動きの悪さは理解できないレベルに達しているのに
当の日本人には、そのような危機感はあまり感じられません。

私は今でも、外国人の活用によって日本の経済が発展することに期待を
つないでいますが、もし、それが不可能な場合、私たち、あるいは私
たちの子ども達は、日本の将来の危機にどのように対処したら良いので
しょうか?

この課題に対し、先週あとがきでご紹介した、
「2022ーこれから10年、活躍できる人の条件」神田昌典
に、彼が自分の息子に伝えるアドバイスというのがでているので、
ご紹介いたします。
(ここから「2022ーこれから10年、活躍できる人の条件」の引用)

実際問題、キミがやるべきことは三つ。この三つは、世の中が
どんなになろうとも、必ず宝に変わる。だから、つべこべ言わず
にやれ。
  まず海外留学。まず英語。そして中国語。
  私が高校生だったら、日本の大学に入学した後、夏休みの間は
ハーバード大学のサマースクールに通う。円高を考えれば、高い
学費じゃない。それから北京大学のキャンパスへも、語学講座を
探して、通うだろう。敷居が高いように思えるが、短期なら誰でも
行ける。理由は英語と中国語ー二カ国語に抵抗をなくしておく
ためだ。しかも履歴書に書けるという特典つきだ。
  英語は日本人に必要ない、という極論もあるが、それを信じちゃ
いけない。
  経済が伸びている間は、日本人というだけで相手にしてくれた
から、日本語だけでもごまかせた。しかし、日本の相対的地位は、
今後ますます落ちていく。一方、日本のGDPを超えた、ますます
成長する中国の大学生は、誰でも英語ができる。そんな状況に
なっても、「英語はいらない」というのは、傲慢な醜い日本人
だけだ。

(中略)

 ふたつ目は、ボランティア体験だ。
  まずは、被災地に足を運べ。
  君が被災地に行ったところで、何も変わらない。だが、君は
大きく変わる。
  日常の中で「希望」を描くことはできない。そんなものは、自己
啓発セミナーで願望を100個、書かされるような表層的なものだ。
  だが、日常が大きく欠落したとき、はじめて自分を見つめなおす
ことができる。欠落の中で、自分が世界で埋めるものは何かに気づ
かされる。
  そこは、日本でありながら、世界のリーダーたちを集める求心力
に満ちている。
 (中略)

 三つ目は、優秀な人材が集まる場所の空気を吸え。
  生活のためだけに金を稼ぐような仕事には、関わるな。
  とにかく無理目を狙って、優秀な人がいそうな場所に近づけ。

 (中略)

東京サミットが開催された年のこと。私の仕事は、取材記者
たちに「一歩下がってくださーい」と叫ぶだけだ。しかし、
そのときに遠目に見ることができたのは、レーガン大統領、
サッチャー首相、中曽根総理大臣、安部外務大臣昭和天皇など
など。さらには、このオーラの持ち主は誰だ、と思ったら、そこ
にはソニー創業者の盛田昭夫氏がいた。
  彼らの姿は、今も脳裏に焼きついている。それが大きくキミの
セルフイメージを引き上げる。セルフイメージが、未来のキミを
創るのだ。だから、有能な人と同じ空気が吸える日がいっしゅん
でもあればいいのだ。あとは、どんなに腐っていようが、関係
ない。

(ここまで引用)

いかがでしょうか?

あなたが、これから大学に入るにだったら、あるいはあなたの
子供がこれから大学に行くのであれば、この神田昌典氏のアド
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インサイド・レポートあなたの会社が危ない!
パナソニックトヨタほか深くて長い苦悩の始まり
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福島第一原発を考えます」
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●バンダジェフスキー博士「瓦礫の処理は世界にとって大切な問題だ」
と早朝から熱弁。
放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ
http://bit.ly/yLPe4f

※注:バンダジェフスキー博士
ユーリ・バンダジェフスキー(Yury Bandazhevsky)
Yuri Ivanovich Bandazhevski、1957年1月9日- )は医師・病理解剖
学者。
ゴメリ医科大学初代学長。チェルノブイリ原発事故の影響を調べる
ために、被曝した人体や動物の病理解剖を行い、体内臓器のセシウ
ム137などの放射性同位元素を測定する研究を行った。
ウィキペディアより)

●『海江田ノート』原発事故との闘い
現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32058

●辞任は遅すぎる!
「ドライベントを失念」して半径10Kmの住民避難を怠った
A級戦犯斑目春樹原子力安全委員会委員長が「原発再稼働」
ストレステストを判断する「危険」
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国税東京新聞を徹底調査する「理由」
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http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31977
中日新聞グループは、野田政権がおし進める消費税増税に対して
反対の論陣をはる最右翼。今回の徹底調査の裏には、国税財務省
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山田正彦前農水大臣「強引に進めれば野田政権は行き詰まる。
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現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31922

●検事、法廷証言も矛盾 出版前の「石川氏の著書と混同」
朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0314/TKY201203130829.html

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