■英語力がないと困る環境を作ることが英語力向上の近道

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 DCECガヴァネスのLenaラトビア出身。

私たち日本人にとってラトビアと言われてもなかなかピンと来ないのが現実で、よくて「バルト三国でしょ」といわれるくらいではないでしょうか?

私自身もLenaが入ってくるまでは、ほとんど知識もなく、地図で見たこともない国だったのですが、今は彼女と話すこともあり、いろいろわかってきました。

地図を見てみるとバルト海をはさんでスウェーデンの対岸になり、ロシアの西、ポーランドの東に位置しています。

http://www2.yamaha.co.jp/u/world/europe/europe_map.html

歴史をみると8世紀頃はヴァイキング居留地だったようですが、その後、リヴォニア帯剣騎士団が領有し、スウェーデンポーランドに分裂し、ロシア帝国支配下になり、ナチスドイツの軍政下に入り第二次大戦後ソ連領になり、1990年にラトビア共和国として独立したということで、ヨーロッパ列強の中で翻弄されてきたのがわかります。

そのラトビア人のLenaと話をしていると、日本人の知らない世界を色々と教えてくれます。

彼女自身は、EUを構成するヨーロッパ人という意識であることが感じられます。EU構成国なので、ビザなどなしにヨーロッパの各国に自由に移動できるので、彼女自身、ギリシャ、イタリア、イギリス、ドイツ、フランスなどからスウェーデンフィンランドまであちこちに旅行をしています。

そんな彼女と話をして、自分が持っているイメージと違ったのが、彼女が持っているイギリス人に対するイメージ。

日本ではイギリスは紳士の国というイメージがありますが、彼女によるとイギリス人はいい加減。

ビジネスでも名刺交換などきちんとしないし、名刺を渡しても、受け取った瞬間、無造作にお尻のポケットに突っ込んでしまう、そんなのがイギリス人だそうです。

イギリス人と比べるとアメリカ人の方が日本人に近く、きちんと名刺交換をして名刺を丁寧に扱うそうです。

このイギリス人のイメージは、私たち日本人が一般的に持っている印象と大きく違うのではないでしょうか。


また、面白かったのは、ラトビア人はよく歩くのに対して、ギリシャ人はほとんど歩かないということ。


「命が危ないからね!」

「えっ?!」

ギリシャでは、一部の大都市を除いて歩道がないの。そしてその歩道がない道を車が猛スピードで走るから、ウロウロ歩いていたらすぐに車に跳ね飛ばされてしまうわ。公共の交通機関もないからいつも車に乗るしかないのよ」

なるほどそうなんだ。
いろいろ話をしていてアメリカ人とは違う情報が得られてとても興味がつきません。

さて、ここから英語に関する話。
当然DCECの厳しい選考をへてガヴァネスになっているので、とても流暢に英語を話します。

だからどのように英語を身につけたのか、聞いてみました。

ラトビアは、ラトビア語が公用語ですが、国内にロシア語系住民も多いので、彼女自身、物心ついた頃にはすでに、ラトビア語、ロシア語のバイリンガルだったそうです。

で、英語はというと、ラトビアには日本のような英会話スクールなどはなく、みんな自然に身につけるとのこと。

いろいろな情報を得ようとするとラトビア語では十分な情報が取れず、ロシア語でも情報を集められるけれども、なんといっても英語で得られる情報量は圧倒的に大きいので、英語ができないと遅れをとってしまうそうです。

また大学などでは、英語しか話さない教員もいるので、英語が話せないと学校でも不便だというのです。

そして現在EUに加入しているので、EU内の行き来が自由で様々な国に行き来してコミュニケーションするには英語が必須なのでしょう。

このLenaの話から分かることは、国民の英語力を上げるためには、教育を変えるばかりでなく、英語が必要な環境、英語がないと困る環境を作ることが一番だということがわかります。

したがって、Lenaラトビア語、ロシア語の次に英語を身に付け、その後スペイン語ギリシャ語を身に付け、今は日本語と韓国語を学んでいるのです。これだけの言語を身に付けるのはLenaがすごいにしても、ほとんどのラトビア人の若者は英語も充分に使いこなせるそうです。


振り返って日本の現状は、普通に生活している分には英語が話せなくても全く不便を感じません。

先日DCECの生徒さんとお話していた時のこと。彼女はお仕事でも海外とのやりとりがあるため英語の必要性を感じ、DCECで学ぶとともに、高校生の息子さんにもDCECに通うように勧めて、息子さんもiTALKレッスンを受講されています。

ところが息子さんは、レッスン以外で英語を話す機会が全くない為に現在英会話を学ぶ必要性に疑問を持ち初めているようなのです。


うちの娘も英会話力の必要性を常日頃うるさく言ってきていたのですが、高校生のうちはあまり気にしていませんでした。

大学生になって初めて少し、英会話力をあげようという気になったようですが、そのきっかけになったのも、テレビゲームのキャラクターが英語で話しているので、それを理解できるようになりたいというのが最初のきっかけだったのです。


これらのことからわかるのは、日本人の英語力を上げるためには、小学校から英語の授業を始めるということよりも、なにか英語が話せないと困る環境を作ったり、日本語字幕のないゲームを流行らせたりすることのほうが速いのではないかと思うのです。







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