日本のグローバル化には英語力アップと外国への偏見をなくすことが必要

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前にもお伝えしたことですが、今回フィリピン企業と交渉を進めているときに不思議に感じたことが一つあります。それは、彼らは毎週のようにアジア各国やヨーロッパの国々などを飛び回ってビジネスをしているのに、近くて経済規模も大きい日本にはあまり来ていないということ。


そこで、今回食事をしている時に世界を飛び回っているAyalaのセールスグループヘッドの女性に聞いてみました。

「何で日本にはあまり来ないんですか?日本は魅力ないんですか?」

「いやそんなことないですよ。日本にはどんどん行きたいと思っています。でも一つ上げるとするとやはり言葉の壁かもしれません。
他の国は、どこも英語で直接やり取りできますから・・。」とのこと。

「でも、これから日本にどんどんいけるように日本でのビジネスを活発にして下さい。」と逆に注文を付けられてしまいました。
しかし、契約を締結した結果、早速今月末には本社の国際部門のチームリーダーが日本に来ることになったので、少しは進歩かもしれませんが・・。

その時は、「やっぱり英語か〜」と思ったのですが、今回日本の別の障壁を銀行で経験することになりました。

それは、フィリピンに送金するために、某メガバンクのM銀行に行った時の事。今回の送金は、フィリピンで会社を設立する時にお世話になったアメリカ系のコンサルティング企業にドル建ての送金をしたのですが、それ自体はなんら問題なくすぐに終わりました。

しかし、そのあと、Ayalaとの契約にはフィリピンのペソ建てで送金するという条項が有ったのを思い出し、何気なく「ペソ建てで送金できますか?」と聞いてみました。

すると予想に反して「それはできません。」との答え。
びっくりして理由を尋ねると、「フィリピンは遅れている国なので送金しても相手に届くかどうか分からないのです」といかにもフィリピンを見下した答え。

「でも相手はフィリピントップの財閥企業で欧米とも取引があり、彼らにもペソ建ての送金を依頼しているそうですけれども問題ないそうですよ。なぜ、日本だけ出来ないのですか?」
とたたみかけて聞くと、「ちょっとお待ち下さい」と裏に入ったっきり10分以上も出てきません。

やっと出てきたときの答えが、「当行と提携している銀行だったらペソ建てでも大丈夫です」とのこと。

このときに感じたのが、日本のメガバンクといわれている銀行の為替担当者でも、ドルのようなメジャー通貨以外の取引には疎いこと。
そして、アジアの国を見下していることでした。今のグローバル時代こんな対応をされたら、日本にだんだん来たくなくなるのもしょうがないのかなと、日本人として悲しくなりました。


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