日本についてもっと勉強しなければならないと感じたこと

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最近、たて続けに自分の不勉強さを外国人によって痛感させられました。

ひとつは先週書いた台湾でのこと。台湾総統府で説明してくれた年配男性のガイドさんは、日本の戦争に至るまでの経過、そしてどの様な人がどの様な働きをしたのか、台湾に来たのはどの様な人で、台湾にどの様なことをしたのかをかなり客観的に教えてくれました。
台湾の中でも日本が戦争に負けるまでの台湾人は、日本が台湾のインフラを整備してくれて台湾の発展に貢献したので、割と日本に好意的だったこと。したがって、この時に訪れた総統府も日本が建設したものをそのまま使っているのに対して、韓国は日本を憎み、日本の敗戦後日本の作った総督府を破壊したことなどを教えてくれました。

ここで気になったのは、同じような時期に同じように日本が支配した二つの国でこのような大きな違いになったのはなぜなのだろうかということです。

あなたは知っていますか?

私は残念ながら不勉強でわかりません。

きちんと調べていけば必ず何か理由があるはずです。
同じ時期に日本から送り込まれて台湾と韓国を統治した日本人が、台湾では感謝され、韓国や中国では憎まれた。

多分その時に行った統治政策になにか大きな違いがあったのでしょう。

日本は、戦後、今日までに何回となく謝罪を行ってきましたが、中国や韓国が日本を許すということがないのは、多分日本人が行ったことをしっかり認識し、具体的などのような行為に対し反省し、謝罪しているのかはっきりしないからなのだろうと感じました。

今回、菅総理が再び韓国にお詫びの首相談話を発表しましたが、韓国では評価をする声がある一方で、様々な反発を巻き起こしています。

また韓国以外の国からは、なんで韓国だけに謝るのかという反発もございます。

「日本首相の「韓国だけへの謝罪」に神経を尖らせる中国」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0813&f=politics_0813_006.shtml

「日本は慰安婦問題で謝罪と補償せよ!韓国と台湾で抗議集会」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0812&f=national_0812_057.shtml

菅首相は、今なんのために韓国だけに謝罪をしたのでしょうか?
菅首相自らが、日本軍がかつて行なった行為をきちんと検証し、自分の心の底から謝罪をしなければならないという気持ちになって謝罪したとは思えません。

また日本の国益を考え、外交上の戦略として談話を発表したとも思えません。

穿った見方をすれば、首相談話を発表することで、歴史に名前を残したかっただけではないかという気さえしてきます。

あなたもこの機会に首相談話を読んで考えてみてください。

首相談話全文
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 本年は、日韓関係にとって大きな節目の年です。ちょうど100年前の8月、日韓併合条約が締結され、以後36年に及ぶ植民地支配が始まりました。三・一独立運動などの激しい抵抗にも示された通り、政治的・軍事的背景の下、当時の韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷つけられました。
 私は、歴史に対して誠実に向き合いたいと思います。歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さを持ち、自らの過ちを省みることに率直でありたいと思います。痛みを与えた側は忘れやすく、与えられた側はそれを容易に忘れることはできないものです。この植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、ここに改めて痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明いたします。
 このような認識の下、これからの100年を見据え、未来志向の日韓関係を構築していきます。また、これまで行ってきたいわゆる在サハリン韓国人支援、朝鮮半島出身者の遺骨返還支援といった人道的な協力を今後とも誠実に実施していきます。
さらに、日本が統治していた期間に朝鮮総督府を経由してもたらされ、日本政府が保管している朝鮮王朝儀軌等の朝鮮半島由来の貴重な図書について、韓国の人々の期待に応えて近くこれらをお渡ししたいと思います。
 日本と韓国は、2000年来の活発な文化の交流や人の往来を通じ、世界に誇る素晴らしい文化と伝統を深く共有しています。
さらに、今日の両国の交流は極めて重層的かつ広範多岐にわたり、両国の国民が互いに抱く親近感と友情はかつてないほど強くなっております。また、両国の経済関係や人的交流の規模は国交正常化以来飛躍的に拡大し、互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら、その結び付きは極めて強固なものとなっています。
 日韓両国は、今この21世紀において、民主主義や自由、市場経済といった価値を共有する最も重要で緊密な隣国同士となっています。それは、2国間関係にとどまらず、将来の東アジア共同体の構築をも念頭に置いたこの地域の平和と安定、世界経済の成長と発展、そして、核軍縮や気候変動、貧困や平和構築といった地球規模の課題まで、幅広く地域と世界の平和と繁栄のために協力してリーダーシップを発揮するパートナーの関係です。
 私は、この大きな歴史の節目に、日韓両国のきずながより深く、より固いものとなることを強く希求するとともに、両国間の未来をひらくために不断の努力を惜しまない決意を表明いたします。
(2010/08/10-11:46)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201008/2010081000343
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この談話に対して、野党ばかりでなく与党の内部からも反対の声が上がっています。すなわち、参議院選挙の時に与党内で合意を得ずに消費税増税に言及し、惨敗を喫し、総括で自分の消費税発言が唐突だったと反省したはずの菅首相ですが、今回も充分に協議して与党として合意をしたうえでの談話ではなかったことが露呈したわけです。

また、菅総理は首相談話を巡る韓国の李明博大統領との電話会談で大統領から「真心のこもった談話との評価をいただいた」と記者会見で延べていますが、一国のリーダーとして情けないことを言っていることに気がつかないのでしょうか?

自分の信念として、日本国にとって必要だと思うことは人が何といおうと実行する、例えそれによって自分の命が危険にさらされようと信念を貫くというところにリーダーの価値があるのでしょう。

それなのに、今の政治は新聞、テレビが恣意的に行なう世論調査に一喜一憂し、日本の代表が韓国の大統領に誉めてもらったと宣伝する。とても残念なことです。

薬害エイズ問題に厚生大臣として立ち向かった菅さんは違っていました。それだけに、菅首相には期待していた部分もあるのですが、今はその気概はどこかになくしてしまい、アメリカと官僚のご機嫌を損ねないように努めるだけの存在に落ちぶれてしまったようです。


今人気の龍馬伝を見ていても、幕末の偉人達はリーダーとして立派だったのがわかります。

薩摩の西郷隆盛にしても長州の桂小五郎にしてもお互い宿敵だった相手と手を組む決断をし、倒幕へと歴史を動かしていきます。

たとえば薩摩藩長州藩の中で世論調査をしたとしたら、ほとんど100%近い反対にあっていた事でしょう。

そしてここでもう一人大きな役割を果たしたのが坂本龍馬であるわけです。

坂本龍馬自信は脱藩浪士ですから幕府を倒す力など持っていません。

しかし彼は大きなビジョンを持っていました。
今の幕藩体制のままでは、欧米列強に侵略され植民地支配されてしまう。欧米列強に対抗するためには日本の中で争っていないで、日本全体の力を結集しなければならない。そのためには、現在の幕藩体制を壊し、新しい世の中にしなければならないと。

今の日本は幕末や戦争に突き進む前の日本と同じような、何とかしなくてはならない時代にあります。

日本国民はみんな今のままではダメだ、何か変わらないといけないという意識を共有しています。

その意識が、「自民党をぶっ壊す」と言った小泉首相の人気を支え、また昨年の衆議院選の「国民の生活が一番」「政権交代」の民主党を支持したわけです。

そして昨年私たち国民が指示した「国民の生活負が一番」のビジョンを作ったのが小沢一郎です。

小沢一郎は「国民の生活が一番」と

アメリカと対等の関係
・コンクリートから人へ
・官僚支配からの脱却

を掲げました。そして私たち国民はそれを支持したのです。

ところがこのような政策を掲げた小沢一郎が実権を握ると、現在の既得権益を奪われて困る勢力が総力を挙げた小沢一郎をつぶしにかかったのです。

その勢力とは、日本を思い通りに動く属国として金づるにしてきたアメリカであり、権力を奪われまいとしている検察を含む官僚機構であり、官房機密費で飼いならされてきた記者クラブメディアなのです。

今、インターネットの情報が無ければ私自身も小沢一郎は悪徳政治家と思ったでしょう。それだけ大マスコミの小沢攻撃は徹底しています。

しかし今はインターネットで様々な情報が取れる時代です。
もちろんインターネット情報には信用できない情報もたくさんありますが、自分でしっかりと裏のある情報を取るように心がければ、新聞、テレビでは得られない優れた情報もたくさん得られる時代です。

それらをみていると、既存のメディアの報道の偏向があきらかな事がよくわかります。

今の日本は、今後の50年を決める大変重要な岐路に立っています。
ここで今までの幕藩体制に戻してしまったら、平成維新は達成されず、「過去一時的に栄えた日本という国があった」ということになってしまうでしょう。

そうならないためにも、私たち国民の一人一人がきちんと日本について、そして現在の世界について学んでしっかりした判断ができるようにしなければなりません。


小沢一郎坂本龍馬のビジョンと西郷隆盛の力を持っていました。
しかし、西郷隆盛が力を発揮するために必要だった島津斉彬の役回りをしなければならない国民がふらふらして、西郷追い落としに動いている。今はそんな状況ではないでしょうか?


【参考:菅直人首相の談話について】

様々な人が菅首相の談話について意見を書いています。
いろいろ読んでみると、あなた自身の意見形成に役に立つのではないでしょうか?

佐藤優の眼光紙背】日韓併合100年に関する菅直人首相談話

 http://news.livedoor.com/article/detail/4938861/


日本帝国の申し子:池田信夫

 http://news.livedoor.com/article/detail/4940243/


【ムネオ日記】2010年8月11日(水):鈴木宗男

 http://news.livedoor.com/article/detail/4942233/


日韓併合100年に当たっての首相談話」は外交敗北だ
 田村重信

 http://news.livedoor.com/article/detail/4937681/


日韓併合100年─謝るべきは謝り、未来志向の日韓関係を
 岡田克也

 http://news.livedoor.com/article/detail/4937691/





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