グローバル時代の学生生活の送り方

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大学生の就職が相変わらず厳しいようです。
8月4日の文部科学省の発表によるとこの春に大学を卒業した学生
の就職率が61.6%と10人のうち4人もが就職していないことがわ
かりました。


大卒就職率6割、5人に1人が進路未定
文部科学省学校基本調査速報(8月4日発表)
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20110805/112201/?ref=top-shin



このような事態を受け、文科省厚生労働省などは、「卒業後3年
以内既卒者の新卒枠での応募受付」や12年度新卒者の採用枠拡大
などを約260の経済・業界団体に要請したとされますが、そうする
と新卒者と3年以内までの既卒者が狭き門を争うことになり、求人
数そのものが増えるように景気が上向かなければ、ますます厳し
い戦いになってしまうことでしょう。



深刻化する大学既卒者の「就活」 新卒でなく、経験もなく、門前払い?
JCASTニュース
http://www.j-cast.com/2011/08/05103738.html



このような数字を見ると本当に大変と思いますが、実は世界の中で
みると日本はまだましのようで、アメリカは24.4%、ドイツは15%
と世界の若者は就職するのに非常に苦労しているようです。

Bloomberg Businessweek
http://www.businessweek.com/magazine/content/10_24/b4182016701713.htm



本当に世界中厳しい時代になったものです。



では、この厳しい時代、あなたがまだ高校生だったら、どの様な人
生を目指しますか?

先日こんな質問を受けました。


自分が高校生だった頃は野球部だったので野球のことしか考えてい
ませんでしたし、大学生の時も、なんとなくサークル活動をし、ア
ルバイトをし、就職の時もあまり何も考えずに適当に活動し就職し
たようないい加減な学生でした。それでもなんとか就職して今まで
大過なく過ごせてきたのですから現在の日本よりも気楽な時代だっ
たのですね。

では今高校生だったらどうするか考えてみましょう。

今自分が高校生だったらどうするかなあ・・。


やはりこれからはグローバルで活躍できるようになることが一番な
ので、できれば英語圏の大学に留学したいですね。

でもいきなり留学するには英語力がまだ心配かもしれない。
お金もかかるし・・。

では、留学をしないのなら日本の大学でも外国人と一緒に学べると
ころに行くのが良いかもしれません。例えば、早稲田の国際教養学
部は2004年に創設された新しい学部ですが、学生も教員も1/3が海
外出身者で、日本語を母語とする学生には1年間の海外留学を必修
化しています。そしてほぼすべての授業を英語で行うとの事。

これだけ英語に囲まれてすごしたら、卒業までには英語を使いこな
せる様になること間違いないでしょう。そして、それよりも重要な
のが世界50カ国から来る学生達と同じ学生として4年間暮らすこと
ではないでしょうか?

それだけ多くの外国人と接すれば、世界には様々な価値観があるこ
とを肌で感じられるでしょうし、そのような多様な価値観の中で、
周りの人を巻き込んでリーダーシップを発揮するためにはどのよう
なスキルが必要なのかも自ずとわかってくるでしょう。

また、自分の中にある日本人的価値観で思っていた○○国と、実際
に目の前にいる○○人とのギャップの大きさに驚くこともあるで
しょう。

更には、遊んでばかりいる日本人学生に対し、本当にまじめに勉強
している外国人学生がいることや、それらの学生に対して自分の力
が如何に低いのかも思い知らされることもあるでしょう。

英語力だけでなく、様々な国の外国人と触れ感じるこれらの要素す
べてが、グローバル化社会で活躍するための重要な資産となってく
る事でしょう。

学生生活も自分が過ごしたようにバイトやサークル活動に精を出す
のではなく、外国人留学生と付き合うようにして世界各国の事を学
び、夏休みなどには興味を持った国に行って見て、可能であれば
インターンシップなどにも応募してみます。

また、世界の学生が参加する国際会議などにも応募して参加します。

そのようにして4年間過ごした後、就職活動は・・・。

きっと日本の会社に限らずに、世界中の会社を調べて自分の力を発
揮できそうな会社を探します。


しばらくその会社で経験を積んだら、MBAなど大学院に戻って勉強す
る。できれば、奨学金をもらって通えるように頑張る。


「え〜、そんな夢みたいな話無理じゃな〜い。」


そう、何か大変そうな夢のような話に聞こえます。
私もかつてはそのように思っていました。

ところが・・。

DCECのガヴァネスたちはここに上げたような学生生活を送っている
のです。だから、日本の一流企業で活躍されているビジネスパース
ン達とビジネス英会話のクラスをやっていても、グローバルでの
ビジネスマナーやビジネススキルまでお伝えすることが出来ている
のです。


今はたまたまDCECで働いていますが、彼/彼女達は世界のグローバ
ル企業で活躍していた過去を持ち、また、将来もそのような企業で
働くことも出来るでしょう。

本当に彼/彼女達に接してグローバル時代の学生生活の送り方を
教えてもらったような気がします。



こうやって自分の競争力を高めていかないと大変なことになりかね
ないのが今の世界になってしまいました。

最後にあまり知られていないアメリカの今をブログROCKWAY EXPRESS
よりお伝えいたします。かなりやばいアメリカが垣間見られます。



「見捨てられた人々:中流だったアメリカ人が今やテント暮らしに」
ROCKWAY EXPRESS
http://rockway.blog.shinobi.jp/Entry/591/


アメリカ経済はどんどん悪化している。中流だった人々が今や車上
や路上で生活せざるを得なくなりだしている。まさかと思っていた
事態が自分の身の上におきている。

 99週間の失業手当期間が来年初めに切れるというから、そうする
と更に多くの貧窮者がホームレスとなるだろう。しかもアメリカの
多くの市町村では車上や路上での生活を違法としているという。ど
こにも生きる場所がなくなりつつあるのだ。

 このまま進めば、アメリカは内乱状態に陥る危険性が高まる。し
かもアメリカ国債の評価が下がったりすれば、混乱は更に増すだろ
う。アメリカが内乱状態になれば、世界的秩序も崩壊し、世界中が
混乱状態に投げ込まれるだろう。

 アメリカが復興する最後の砦は、アメリカの建国の精神に立ち帰
ることだ。神と共に、先ず教会を建て、道路や病院を建て、最後に
自分達の家を建てた。ようするに神と共にある共同体を皆で建設し
よう、という意識と意図である。

 そこには隣人に対する思いやりも当然存在する。教会で共に祈る、
神の下で同じ兄弟姉妹としての隣人だ。お金よりもその隣人達との
助け合いの精神の方がずっと大切なのだ。

 それにアメリカ人が気づき、立ち帰るまでは、アメリカの衰退は
継続するだろう。そして世界もそれにつられて落ちていく。そして
最後の最後、そのような世界に行くべき道を差し示すことができる
内容を持つ国が日本である。ただし、今の政権では無理だろうが。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●見捨てられた人々:中流だったアメリカ人が今やテント暮らしに
http://theeconomiccollapseblog.com/archives/outcasts-tonight-tens-of-thousands-of-formerly-middle-class-americans-will-be-sleeping-in-their-cars-in-tent-cities-or-on-the-streets
【7月13日 The Economic Collapse】

 アメリカ中で経済的絶望感が蔓延しだしている。この記事を読め
ば、何百万世帯がようやく生きているという現状を知るだろう。
多くのアメリカ人にとっては、屋根の下で眠り、少々の食べ物を
テーブルに準備することが大変な戦いとなってしまった。悲しい
かな、その戦いに敗北する者たちの数が増えている。
 多くの州では非合法となっているのだが、今夜、何万人もの元
中流アメリカ人が車の中で寝泊りしている。何万人もの人々がテン
ト村や路上で眠っている。その反面、アメリカ中の市町村ではテン
ト村やホームレスの人々を自分達の地域から追い出す方策を議会で
通過させている。ひとたび職を失い自宅を失えば、この国ではいう
なれば見捨てられた人々になるのだ。悲しいかな、この「見捨てら
れた人々」の数はアメリカ経済が崩壊する中、増加し続けている。

 車の中やテント村で寝泊りするようになった殆どのアメリカ人は、
自分達がそのような状況に陥るとは夢にも考えた事のなかった人々だ。

 デア・シュピーゲル誌のある記事に、自分達の身に起きたことに
すっかりショックを受けたアメリカ人カップルの話が掲載されている。

 シャネル・サベドラは既に路上にいた。彼女と夫はもう3週間車で
寝泊りしてきた。「こんな風になるとは思ってもみませんでした。
まさかです」とサベドラは言う。彼女は泣き出して、「私はいい
大人よ。自分のことはなんとかなります。夫もそれは同じ。しかし
子供達にとってはこの状態は過酷過ぎます」と語った。彼女は3人
の子供がいる。9歳、5歳、3歳だ。

 「私達はサンベルナルディノ市に家を持っていました」とサベド
ラは言う。夫が2009年にプレハブ住宅建設の職を失ったら、ガス
会社はガスを止めた。「私達はバーベキューの上でお湯を沸かし
子供達を風呂に入れました」と語る。家賃を支払うことができなく
なり、8月に家から追い出された。

 3歳や5歳の子供を抱えて車の中で寝泊りすることになったらどう
いう思いになると思いますか?

 残念だが、児童保護課がこの家庭について知ったらこの子供達は
両親から引き離され、戻っては来ないだろう。

 アメリカは非常に残酷な場所になりつつある。

 不幸にも、この家庭におきたことは何か特別な孤立した事では
ない。失業がアメリカ中に拡大しているので、自宅を失う人々の数
はうなぎのぼりに増えている。

 今日、シアトルのほぼ3分の1のホームレスの人々が車で寝泊り
している。私の読者にもいる。JDという読者は前の私の記事に以下
のようなコメントを残している。

 「私は2年前に建設業の仕事を一時解雇されてからずっとその
状態でしたが、9月に解雇されました。それでアパートを出され
ました。それから寝る場所を求めて宿を転々としました。今では、
時には車の中で寝泊りしています。芝生の手入れの事業をしている
友人がいたので、運が良かったのです。ガソリンをもらって自分の
車に入れています。言いたくはないが、やがては大都市でもフー
バービル(貧民窟)ができるだろうよ。社会保障フードスタンプ
その他の政府の政策が終了すれば無政府状態が始まるだろう」

 絶望感がアメリカ全土に広がっている。大多数の人々が経済の
復活に期待していたのだが、それは起きなかった。

 車で寝泊りしているアメリカ人という現象は有名になったので、
タイム誌までも特集を組んだほどだ・・・

 家賃を支払えない人々は、絶望の路上生活に陥る前に清潔さと
威厳の最後の段階を保つのが車だ。車輪の上の自宅は幌馬車から
RV車まで、伝統的にアメリカ人の生き方の一つだ。かつては上昇
気流に乗っていたアメリカ人の中には、経済嵐のために自家用車
の後部座席やリアーをベッドルームにせざるを得なくなった人々
がいる。
 「12月に警察車両で一晩パトロールしてみたら、6人の人々が
車で寝泊りしていたのを発見した」と、ロングビーチ市の市会議員
のディー・アンドリューの参謀であるジョン・エドムンドは語る。
 「一人は4ドアセダンに寝泊りしていた未亡人だ。彼女と夫は空軍
の退役兵である。彼女は支援できるはずの担当部署について知ら
なかった。涙がでたよ」とエドムンドは語った。

(この先はこちらからどうぞ。 
 http://rockway.blog.shinobi.jp/Entry/591/  )







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