ITツールを使わないとグローバル化時代に正しい判断は出来ない!
「iPhone4のメール送信機能が不調で、全くメールが送れない。当たり前のことが当たり前にできないって、本当に不便だな。」
「とはいえ、15年ほど前はメールなんかなくって、相手と直接電話とかしてたわけで、時代と共に当たり前の基準も変わってきている。この感覚が意味するところのものはとても大きいな。」
これはあるラーナーさんがtweetしていた内容です。
「そうそう」と大きく頷いている方がいる一方で、そんなに気にならない方もいらっしゃるでしょう。
私なんかは完全にこのつぶやいているラーナーさんと同類で、ネットに1時間でもつながらなかったら不便でどうしようもありません。
ガヴァネスたちは私を上回ってネット環境を有効に使っています。
そして今の世の中、PCやスマートフォンなどのIT/ネット依存症の人とITなんか全く使わない、携帯の電話機能さえあればそれでいいという人とが共存しています。
そんなのネットを見ようと見まいと個人の勝手だからどうでもいいと思っていたのですが、最近見方が変わってきました。少なくとも国や会社、組織を動かそうという人は、きちんとネットで情報収集しなければいけないのではないかと思うようになってきました。
なぜならば、今の民主党の代表戦関連のテレビ番組を見ていると、そこに出演している人たちの発言で、ネットで情報を収集している人とそうでない人の発言の違いが歴然としている事に気がついたからなのです。
そしてそれが世論調査の結果にも大きく現れてきています。
まず、伝統的な電話調査というやつ。
共同通信社(27、28両日に実施した全国緊急電話世論調査)
民主党代表選でなってほしい代表
日本経済新聞社(27〜29実施)
どちらが首相にふさわしいか
菅氏73% 小沢氏17%
読売新聞世論調査
代表ふさわしいのは?
菅氏67%・小沢氏14%・答えない19%
そしてこちらはNet上の調査
YOMIURI ONLINE
小沢一郎氏が民主党代表戦に立候補します。支持しますか、支持しませんか?
支持する76% 支持しない24%
http://sum.qooker.jp/O/election14/ja/sp1.html
【緊急事態】
読売新聞が、この結果調査結果を突然消去しました。その結果が新聞報道とかけ離れた結果であったとしても消去隠蔽してしまうとは、報道機関として、自らの信頼感を失墜させる行為であることに気がつかないのでしょうか?
植草一秀の『知られざる真実』でもこの事態を「唖然とする読売新聞代表選ネット調査結果隠滅」と糾弾しています。
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-89cd.html
livedoor news
【民主代表選】菅首相と小沢氏、どちらをより支持する?
小沢一郎 65.6%
菅 直人 34.4%
http://research.news.livedoor.com/r/50300
infoseek内憂外患
【twitterアンケート】
民主党代表戦、あなたならどちらに投票しますか?
菅直人首相 5%
小沢一郎議員 94%
棄権 1%
http://opinion.infoseek.co.jp/article/989
電話世論調査とネットでの調査とではこれだけの差が現れています。
これだけ大きな差が現れるのは、新聞の電話による世論調査に答える層とネットの調査に答える層では属性も違えば、参考にする情報も違うことが考えられます。
まず、属性の違いとしては報道各社が行う電話調査は、
1. 固定電話に電話して行う
2. 昼間の時間帯が中心で夜9時までが限界
ということから携帯しか持たない若者や残業に追われるビジネスパースンは除外される。
一方ネットの調査は、ITリテラシーが低い人、たとえば高齢者層の意見は吸い上げにくいということが言えるでしょう。
この件に関して私自身の経験からすると、新聞やテレビのニュースから得られる情報とネットから得られる情報はかなり違い、新聞、テレビ情報はかなり偏りがあるということが言えます。もちろんネット上には様々な情報がありますが、それが正しいものかそうでないものかはある程度自分で検証することができます。
また、最近ではUSTREAMなどインターネットで実況中継するツールもできたため、小沢、菅両氏の共同記者会見などの映像をインターネット上でフルに見ることができます。
そしてそれを見たあとで、夜テレビのニュースでその時の様子をみるとどれだけ印象が変わることか。テレビの放送は自分たちの主張に合いそうな部分だけを強調した映像になり、すべてを中継で見た時とは全く違った印象になっているのがおわかりいただけることと思います。
さて,今回は例として民主党の代表戦を取り上げましたが、日本の中の情報だけでも新聞、テレビだけとネットをあわせて確認するのではこれだけ大きな差があるのですから、海外の情報については更に大きなギャップがあるということは想像出来るのではないでしょうか?
実際、今インターネットで英語を使って調べれば、アメリカの新聞、テレビのニュースもダイレクトに見ることができるし、海外の大学院の授業も動画で見ることができます。
これを、日本のマスコミがニュースを選んで、日本語に訳して記事にするのとを比べると、スピードで大きく違いがあるばかりでなく、日本のマスコミの考えまで加味されてしまい生情報ではなくなってしまいます。
外国人と話をする場合やビジネス戦略を考える場合でも、自分で海外の生情報を知っている方が正しい判断ができ、きちんとした話ができるでしょう。
したがって、これからますます進むことはあっても後戻りすることはないグローバル化の世界を考えれば、しっかり自分でITツールを使いこなして情報を収集することがあなたにとってとても重要だということがおわかりいただけるでしょう。
そこで、来週は私のITツールの使い方を少しご紹介しましょう。
もちろん私はITの専門家ではないので、もっと素晴らしいITツールの使い方をご存知の方もたくさんいらっしゃるでしょう。ですからそこでご紹介するのがベストということではなく、素人が簡単に使いこなせるツールということでお考えください。
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